◇戻れない道◆

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でも、いつまでもしがみつくのはもう、やめにすることにしました。 桜木先輩には晶先輩がいて、私の入り込める余地がないんです。 それを今日、知りました。  今、気づきました。 このキーホルダーをここへ置いて行くことをお赦し下さい。 私は瞼を開け、彼女をそっと祭壇の上に置いた。 ごめんね、今までありがとう。 これで本当にさようなら、私の初恋。 今日で、私から、解放してあげる―――… 心の中で呟いた後、私はカバンを持ってその場を後にした。
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