第2ワン 豪邸の中心で肉!と叫ぶ

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「ほれみろ、やっぱりミルクがいいって吠えてるじゃないか!」 「ク~~ン……」 ≪心≫『いや、そりゃ犬やから否定的な意見の時でも、吠えることしか出来んっちゅうねん!ワンしか言えへんっちゅうねん! あ~アカン……このヒゲ親父、顎からもみあげに向かって全部むしってやりたい!』 「おとっつぁん、試しにステーキもミルクの横に置いてみようよ!」 「ワンワン!!」 ≪心≫『またまたナイスや!!小娘!!』 チトセのお願いで、ママンは台所でステーキを薄切りにして、皿に盛り付けボナンザの目の前に置いた。 「さぁ、ボナンザ、お前はミルクと肉、どっちが食べたいんだ?選べ!!」 ヒゲ親父が2つの皿を少し離してセットした。 「ワーーーーーン!!!」 ≪心≫『肉――――――――!!!』
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