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朝、窓から差し込む朝日と雀の囀りでボナンザは目覚める。
「ク~ン……」
≪心≫『朝か、さすが金持ちや、寝心地のエエベッドを用意してくれはる』
「ワン!!」
≪心≫『アカンアカン、ちょっと今ここに永住しようとしてもうた自分がおったし!!
俺は自由に生きていくんや!色んな場所を旅しながら、自由に!!』
ボナンザが窓から朝日を眺めていると、チトセがぬいぐるみをかかえて目を擦りながらやってきた。
「おはよう、ボナンザ!!朝ごはん食べたら一緒にお散歩行こうね!」
ニコニコとした笑顔でボナンザに話しかける。
「ワン!」
≪心≫『小娘、めっちゃ笑ってるな。今から俺が脱走するとも知らずに』
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