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月曜日、雨の音でボナンザは目覚める。
ボナンザが目覚めた時、すでにチトセは学校へ行ったあとだった。
「クンクン……」
≪心≫『おっ、あの娘の匂いがせえへん。学校に行ったみたいやな。
別れの挨拶くらいしてやってもよかったけど、しゃあないな。
あのヒゲ親父もたぶん仕事に行ってるはずや。さて、どうやってこの家から脱走したろかな』
「ボナンザ~、起きたアルか?」
ママンが部屋に入って来た。
「ワン!」
≪心≫『あくまで俺の予想でしかないが、このオバハンはきっと天然ボケなはずや!
問題はこの豪邸の周りを警備している悪臭セクハラジジイやな』
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