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「さぁボナンザ、朝ごはんのミルクの時間ですよぉ!1階に行きましょうねぇ」
ママンはボナンザを抱きかかえて、1階へ降りていく。
「はい、どうぞ!」
「ワンワン!」
≪心≫『あぁ、また昨日と同じミルクかいや。
高いミルクからか知らんけど、濃厚すぎて気持ち悪いねん、コレ。
俺はもっと低脂肪のスーパーで安売りしてるヤツで十分やっちゅうのに。どうせなら調整乳でもええぞ?』
濃厚ミルクを飲み終えたボナンザは、台所をチョロチョロ動き始めた。
「クーーン……」
≪心≫『パッと見、出口は見あたらへんなぁ~。窓を飛び越えるにも、あの高さは今の俺には無理や』
「どうしたアルか、ボナンザ?落ち着きが無いアルねぇ。
あっそうだ、ボナンザの為にお洋服買ったアルよ!」
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