第4ワン ママンとジイの包囲網

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「さぁボナンザ、朝ごはんのミルクの時間ですよぉ!1階に行きましょうねぇ」 ママンはボナンザを抱きかかえて、1階へ降りていく。 「はい、どうぞ!」 「ワンワン!」 ≪心≫『あぁ、また昨日と同じミルクかいや。 高いミルクからか知らんけど、濃厚すぎて気持ち悪いねん、コレ。 俺はもっと低脂肪のスーパーで安売りしてるヤツで十分やっちゅうのに。どうせなら調整乳でもええぞ?』 濃厚ミルクを飲み終えたボナンザは、台所をチョロチョロ動き始めた。 「クーーン……」 ≪心≫『パッと見、出口は見あたらへんなぁ~。窓を飛び越えるにも、あの高さは今の俺には無理や』 「どうしたアルか、ボナンザ?落ち着きが無いアルねぇ。 あっそうだ、ボナンザの為にお洋服買ったアルよ!」
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