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「大丈夫アルかぁ?ゴメンアル。私が雑巾をくくりつけたから、こんなことになってしまって……」
ボナンザはブルブルと身体を震わせながら、汚水を落とす。
「ボナンザ、だいぶ臭くなってしまったアル。お風呂に入れてあげるアルね!」
ママンはボナンザを抱きかかえて、お風呂へ向かって歩いていく。
風呂場に入り、ママンは腕まくりをして、シャワーから水を出して桶の中に溜め始める。
「さぁ、ボナンザ、まずはシャンプーするアル!」
ママンはサクセスを手にとった。
「ワン!!」
≪心≫『アホゥ!!俺はお風呂が何よりも嫌いなんじゃぁあ!!
しかもなんでシャンプーがサクセスやねん!
完全にヒゲ親父の私物やろうが!!
俺の毛並みをスーッとさせてどうするつもりやねん!』
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