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宮崎「今日はスタメンかぁ.....緊張するなぁ.....」
そんな弱気発言をしながらコーチに頼みこみ、1人個人ノックを受けていた。
甲子園大会でさえ緊張するのに、プロでの実戦初試合ともなれば、緊張するのも当然だ。
それも、たとえオープン戦であったとしてもだ。
コーチ「どうしたー?今日は動きが固いぞー!そんなんじゃあエラーするぞー!」
コーチが笑いながらも僕の緊張をほぐそうと話しかけてくれる。
だが、
宮崎(そう言われても、緊張するものは緊張するんだよなぁ.....)
と内心思いながら、固まった笑顔で返す。
そんなやりとりをしながらノックを続けていると.....
雅「あはは!緊張してるね!宮崎くん。」
後ろからいきなり雅先輩が声をかけてきた。
宮崎「いや、緊張しないワケが無いですよ。」
そうやってかなり真面目に返すと、
雅「それもそうだよね.....だけど、笑顔を見せれば緊張もほぐれるから。」
と、僕に笑顔を向けてくる。
宮崎(ま、眩しいほどの笑顔だ!まるで今朝の朝日のようにっ!)
それくらいに眩しく見えた雅先輩の笑顔を直視できず、照れているのを隠しながらコーチにノックを再開するようお願いすると、
コーチ「もう十分だろう。緊張しているとはいえしっかりした動きはしてるから、大丈夫だろう。
お前はとりあえず小山に緊張の解き方を教えてもらえ。」
と、冗談交じりに笑いながら僕に返し、その場を去っていく。
雅「それじゃあ、行こっか♪」
宮崎「え?ちょっ!行くってどこにですか?ま、まだ心の準備が!」
1人慌てる僕の腕を引っ張ってベンチ裏に向かう雅先輩。
そして・・・
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