第1章 彼女と世界と怪獣と。

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 そして……二人の視界の中で、それはあざけるかのように甲 高い鳴き声を上げ、忽然と姿を消した。まるで空中に溶け込む かのように。  その様子が何を意味するのか、二人は瞬時に理解する事が出 来た。  瞬間移動、テレポートである。  後に残された愛梨と早苗はとてつもない虚脱感に襲われる事 になった。  空だけが抜けるような青さで、目の前に広がっていた。
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