第1夜

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私は眠気に勝てずに 居間で雑魚寝をしてしまった。 夕食を食べ終え、たいしたテレビも面白くなく ゴロゴロとしながら、携帯をポチポチといじり、いつの間にか意識が途絶えた。 意識が朦朧としながら、あまりの眠たさに瞼も少ししか開かず、何度か目覚めたけれど そのたびに また睡魔におそわれて眠りにつく。 いきなり飼い犬が少し警戒したように、廊下の方へ わんっ…………わんっ と吠えながら様子を見ながら近づいて行く。 その時 いきなりのチャイム ええっ? 今何時? ………夜中の2時くらい こんな時間に人が来るわけないと 寝ぼけてるんだなと無視をする。 ピンポーン またチャイムが鳴る。 誰だよ こんな時間に 力を振り絞り立ち上がるけれど、力が入らない。 よろめきながら、壁に体をぶつけながらヨロヨロと玄関の方へと向かう。 「誰?」 低い声で機嫌悪くドアの前で尋ねてみる。 扉の向こうから聞こえたのは 「おっかぁだっ!!早く開けて!!大変なんだ!!」 また酔っ払って何かやらかしたのかと 鍵を開けてドアを思い切り開けた。   .
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