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元々、健全ではない身体に
母の死は重くのし掛かった
母の死は…
俺の心臓に多大な衝撃を与えて
発作による不整脈が続き
病院のベッドに繋がれたまま
通夜も葬儀も告別式も
俺は出席する事も出来なかった
悲しいのに
苦しいのに
辛いのに…
現実味が無かった
母親の死に顔も見れないまま
ただ、『死の恐怖』だけは
俺の中に渦巻いて…
夜中に独り、泣いた
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