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……よしっ!!
あたしも、だいぶ廉の扱いに慣れてきた。
ようやくフローリングを踏めた足で、意気揚々と歩きだそうとした途端、強く肩を抱き込まれる。
「じゃあ、俺がまだまだ若いと分かってもらったところで、風呂にでも入るか」
「はい!?」
「ちゃんと若いところ見せてあげるから」
いやいや、全然意味分かんないし、結局何も変わってないし。
ブルブル首を振るあたしに、廉がニッコリ振り向く。
「さぁや」
チョンッと唇同士をくっつけられて、額をコツンとぶつけられる。
「……沙耶。やだ?」
「…………………………」
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