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県大会第1回戦 当日
僕たちは、試合会場の球場にやってきた。そして試合開始。
相手チームが先攻で僕たちが後攻だった。
僕たちの先発はもちろんエースの成瀬だった。
成瀬は一回の表、先頭打者を三振を奪うと、2番をライトフライに打ち取り。3番をショートゴロ。ショートの三浦が上手くさばいた。ピシャリと3人で一回を抑えた。
その裏、1番の杉本が内野安打で出塁した。2番の寺尾がセンター前ヒット。ランナー1塁2塁の場面で、3番の僕の第1打席、僕は初球で打つことを決めた。そして、相手投手が投げてきた。
僕「くっ💦」
バットにあたったが、ファウルだった。内閣攻めのフォークだった。次のボールは完全に外れた、高めのスライダーだった。
僕は相手が完全に焦っていると確信した。そして次のボール。ど真ん中のストレートだった。
僕はミート打ちでバットを振った。ボールは乾いた音をたてながら、センターの奥深くまで転がった。
2塁ランナーの杉本が生還し、1点。1塁ランナーの寺尾も生還し1点。僕は2塁まで進んでいた。僕は初めの打席で2打点をあげた。
僕「よし‼」
思わず声が出た。嬉しかった。
すると、この回は一挙に4点をあけだ。ベンチに戻ると、
岡本「ナイス、」
僕に声をかけてくれた。成瀬も
成瀬「オマエ最高😌」
と頭を撫でてきた。
その成瀬は9回まで投げ、許したヒットは4安打、失点0で完封した。チームの方は、7回に1点を加え、5-0で僕たちが勝った。僕は5回にもヒットを打って、4打数2安打だった。
初戦を見事な勝利で飾った。
この時の岡本は最高の笑顔を僕に見せてくれた。
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