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-2280年4月8日- 「ふわあぁ~~~っ」 オレ、九条院 要(くじょういん かなめ)は欠伸をしながら 伸びをして体の筋を軽く解すとベッドから出てると 顔を洗うため、洗面台へと向かった 鏡に映るのは、均整は取れているが寝ぼけ眼と寝癖で 台無しになってる自分の顔だった 顔を洗うついでに、乱暴な手つきで髪を洗う タオルで髪を乾かすし、ダイニングへ向かう 「兄ぃに、おはよぉ~~」 「あぁ、おはよ」 こいつは九条院 棗(くじょういん なつめ) 地元の私立中学に通う2年生、オレのかわいい自慢の妹だ オレは自分の席に着くと、トーストをひとかじりして今日の天気を確認する (今日は一日中晴れか……) 朝のニュースを聞き流しつつ、アナウンサーの声をBGM代わりに朝食を摂る 「ねぇ、兄ぃにはまだ、着替えないの?今日から学校だよ」 現在のオレは起き抜けのパジャマのまま はっきり言って、面倒臭い。むしろ、着替えたくなかった
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