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とりあえず、無視して朝食を胃に流し込んでいると 棗が持っていたフォークをオレに向けて睨んできた (マナーがなってないぞ。妹よ…) オレの心の声など、お構いなしにフォークをピコピコさせながら喋りだす 「兄ぃには今日からJKなんだよ。JK!」 また、訳の分からないことをと思い 食べていたポテトサラダを飲み込む 「なんだよ、そのジェーケーって?」 ふふんっ、と得意満面で無い胸を反らす妹 残念ならが我が妹は、AではないAAなのだ 「女子高生だよ。JoshiKosei!戦前に流行ってたらしいよ」 死語かよ。と思いつつも口には出さずに半眼で睨む 「………」 棗の言うことは、間違ってはいない 今日からオレは、この国で巫術とも呼ばれる魔女術を学ぶため 国立魔法大学付属巫術学院という女子校へ通学することが決まっていた なぜ、男のオレが女子校なんぞに行かなければならないかというと アラディア(魔女の神さま)は、とうとうボケたらしいということだ オレにも、自分になんで魔女の素質があるのか解らないのだから
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