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棗の話を要約すると…
官能小説のようなエロさと健全なチラリズムを兼ね備えた
深奥を見たい欲望と想像することに意味があるという葛藤を持たせる生着替えをしろ
ということらしい
なんだか、頭痛がしてきたのは気のせいだろうか?
「はーい、下着チェックはいりま~~す」
棗は自己加速魔法を使い素早く、オレの背後に回り込むとスカートをめくる
そして、露わになる形のいいヒップとそれを包む薄いピンクのショーツ
自分の顔の温度が急上昇したのがわかる。たぶん、耳まで真っ赤になっているだろう
「お、お、おとっ、男のパンツなんて見せて、誰得?何得なの??」
今の自分が女の姿であることも完全に忘れて狼狽える
「偉い人は言いました。『人は女に生まれるのではない、女になるのだ』
お・ね・え・さ・まは今、女の子なんですよ」
なぜか、『お姉さま』を強調する
というか、意味が間違っているような気もするが、あえて無視し
オレは逃げるように学校へと向かった
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