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僕はインスタントラーメン
誰でも簡単に作れる
僕はインスタントラーメン
時間がなくても作れる
僕はインスタントラーメン
誰かの笑顔のつくるため
今日も一日頑張るか
お湯を注いで少し待てば
何もせずともすぐに完成し
夜を徹して働く父さんの
心とお腹を支えらるし
掃除に洗濯に忙しい母さん
手伝いすることが出来ます
もちろん悲しむ誰かの
お腹と心満もたせます
だから疲れた時は頼ってもいいんだよ
声をかければ助けるよ
僕はすぐに駆けつけるよ
僕があなたを笑顔にさせてあげるよ
僕はインスタントラーメン
誰でも気軽に頼れる
僕はインスタントラーメン
どんな時でもすぐに駆けつけられる
僕はインスタントラーメン
あなたを笑顔にさせられる
ある時から僕は嫌われ始めた
君は安っぽいし栄養が取れない
もっといい物が食べたい
時間にだってもう駆られてない
インスタントはもう
必要ないってさ
君は僕をもう振り向いてくれない
あの時とはもう別人になってた
僕が助ける必要はもう無くなってた
君の中に僕はもういない
僕はインスタントラーメン
重厚さがだせるわけない
僕はインスタントラーメン
所詮早く作れるだけの二流食品
僕はインスタントラーメン
時が来れば忘れさられる
またもう一度必要にされるために
僕は必死に頑張った
自分に足りないものを研究し
今までの自分変えていった
そうやって変わっていくうちに
いつしか自分を見失った
僕はもう僕で無くなった
そうだった
僕はやがて思い出した
なんで僕は必要とされた?
なんで僕はみんなに使われた?
なんで君を笑顔に出来た?
僕がインスタントだったからだ
僕はインスタントラーメン
味の重みなんか出せないけど
僕はインスタントラーメン
ゆっくり作ることできないけど
僕はインスタントラーメン
今は必要とされてないけど
僕はインスタントラーメン
その時が来るまで
僕は僕のままでいます
僕はインスタントラーメン
いつでも僕を頼ってください
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