Tiger's viewpoint 14

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「キスマーク?気のせいだろ?」 「虫刺されだよー。最近、増えてきたんだと思う。」 俺と龍は顔を見合わせて、笑った。 俺の首筋には龍の、龍の首筋には俺の、愛の印。キスマーク。 こいつは俺のものだと、おおっぴらには言えないから。 せめて、誰にも渡さない、という印をつけておきたい。 兄弟なんて関係ない。 性別なんてどうでもいい。 そこに、相手を想う気持ちがあれば。 それだけでいいって、思える。 大河と龍。 双子の俺たちは、 今日も自分の魂のかたわれを、 欲して、求めて、愛し合う。 引き寄せられるように。 そう。 まるで、magnetのように…
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