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「ここか…」
自分の部屋についたシークスはガチャりとドアをあけ、自分の部屋に入る。既に部屋に送り届けられていたダンボールをあけ、家具とともに整頓していく。
1時間もたった頃、家具等の準備がおわったシークスは、パソコンと資料を睨みつけていた。
「まずはこの学院の人員の見極めをしなくては…」
カタカタと、パソコンをタイピングする音だけが響く。
更に数分後。彼はプリントアウトされた資料と予め得ていた資料を見比べるシークスの姿があった。
「ふむ、この資料の差は……試してみるか。」
出来上がった資料をシュレッダーに書けると、シークスは自分の部屋を出て、再度学校へと向かう。
向かった先は職員室。シークスはフィオン教官に校舎の案内をたのんでいた。
「1階は3年生の教室に職員室。あとは保健室ですかね。」
そういいつつフィオン教官はガラリと保健室のドアを開ける。
「失礼しますレイク教官。転入生に学校案内をしていました。」
中には30代後半の男性教員。長い髪を後ろで緩く結び、白衣を来ている。
「ご苦労様ですフィオン教官。」
そういいつつレイク教官はこちらに体を向けて自己紹介をする。
「私の名前はレイク。気軽にレイク教官と呼んでくれ。けがなどしたら直ぐに言うんだぞ?軽いけがが戦場ではどのように響くかわからないからな。」
「わかりましたレイク教官。心にとどめておきます。」
「おう、偉い。」
レイク教官はフードの上からシークスの頭をくしゃりとなでたあと、机へと向かった。
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