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「では、今日はここまでです。明日改めて伝えますが、明日はクラスでの個人戦が行われます。貴方も参加することになりますので、準備しておいてください。」
「了解しました。ありがとうございますフィオン教官。」
シークスはそう告げたあと、フィオン教官に別れを告げ、自らの部屋へと帰っていった。
「個人戦か……武力行使は苦手なんだが…。」
その弱気な発言は、幸い誰にも聞かれることはなかっただろう。
次の日、HRにて個人戦がある事を伝えられ、興奮でざわめくクラスの中、平常心を保っているものが数名いた。
一人は、至って真面目な様子で佇んでいるメリッサ。
一人は、無言で銃の整備をしているシークス。
一人は、至って真面目な様子でメリッサの胸を揉んでいるフィリー。
「……何をしているのかしら、フィリー。」
プルプルとその身を震わせているメリッサ。
「シークスも揉んでみる?」
「是非とも。」
「揉ませるわけないでしょバカの貴方達は!?」
前言を撤回しよう。単に緊張感が無いだけであった。
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