第1章
2/9
読書設定
目次
前へ
/
9ページ
次へ
はっ、はっ、はっ 少年が息を弾ませながら走っている。 真剣な顔をして、ときどき辺りを見回しながら誰かを探しているように。 手に持った鞄を大きく揺らしながら、長くなだらかな丘を上り、小さな四つ辻に差し掛かった時だった。 少年は何かに気づいて急に立ち止まると、横を向いたまま、しばらく動かない。 しかし、まるで見失ってしまうのを怖れるかのように、今度は急いで歩き始めた。
/
9ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!