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「あ、ああん! 」
ぐっとリュカの中にローランの指が押し込まれたのが分かった。
「薬を先に流すぞ…」
「んんんっ…はぁ、んっ! 」
そうじゃなくて、もっと奥に…!
もどかしくてローランの首に巻きつけた腕にぎゅっと力を入れて抱きつきながら腰を揺らしてしまう。
ローランはリュカの中に塗られたものをとっているだけ、それなのにもっと欲しくてリュカの腰が早く、とねだるように動いてしまう。
「ちが…う…! こんな…の…! 」
ひっく、とリュカは涙が零れてくる。違うのに…でもローランにされるのは気持ち悪くない。もっと太いのが欲しいと奥で疼いてる。
「…分かっている。薬の所為だ。リュカの所為じゃない」
ローランがリュカの耳元に囁いてくれる。
「後ろは…? 奴等の受け入れたのか…? 」
「ない…そのまえに…ロ…ラン…来た」
「…そうか…」
ほうっとローランが安堵のだろうか…溜息を吐き出した。
「…間に合ってよかった…リュカ」
ローランの名を呼ばれて思わず顔を上げるとローランの端整な顔が目の前にあった。
このかっこいい人にまた会えるなんて…。
「ロ…ラン……ローラン……」
「怖かったか? 」
「ん! …ごめ、なさい…」
「勝手な行動は今後しないように」
「…うん…ん…僕……ローランとこに…いていい、の…? 」
「いいから連れて来たんだ。……リュカ…話を…聞いたか? 」
「ん…聞いた……」
「それはあとでゆっくり話そう…。今はその体の疼きをどうにかしてやるのが先だ」
そうだろう? とくすりとローランが笑みを漏らして軽く口付けてきた。
「…え? 」
今……口…に…?
リュカがきょとんとしてローランを見るとぐっとローランの指がリュカの中に押し入ってきて中を引っかくようにして掻きまわされる。
「んんあ…ぁ…やぁ…」
「や、じゃなくいい、だろう? 物足りないはずだ。リュカ、今は薬の所為だ、何を言ってもいい。して欲しい事を口に言いなさい」
「中が変なのぉ…熱くて…もっと…もっと…」
「…言っていい…薬の所為だ…」
ローランの優しい声が促してくれるともう今までの我慢してた分はどこにいってしまったのかという位に全部を、恥ずかしい欲求も口に出していく。
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