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「僕だってローランがいなかったら死んでたけど…その人が幸せなら、それでいいんだけど…」
「だからな、使えるものは遣ってやらないとな。奴等は定住には向かないしこっちの事情も分かっているし丁度いい。信用も出来る。そんな奴等いないだろう? 」
「…うん」
「…そうしたらまたここに戻っても来る。報告に来なくちゃいけないだろうし。そうしたらまた会える、って事だ」
「…うん…すごくいい! 」
リュカはローランに抱きついて口付けを繰り返した。
「ローランはやっぱりかっこいい! 」
「……リュカの事ばかり考えているからな。今までできなかった事をいくらでもリュカにしてやりたいと思っている」
「…ありがとう…僕、本当にいいのかな…って思うけど…夢見てるみたいでいつか覚めるんじゃないかって思う時がある」
「夢なんかじゃない。前にも言ったがリュカは今まで辛い思いをしてきたのだからその分幸せにならないと」
「…ローランも幸せだったら僕はそれでいい」
「ああ…今は幸せだと思う…」
そして軽い口付けは深いものに変わっていった。
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