1、森高くんの話

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 若林のことなんか、何ひとつ責めることができなくなるような、最低な行為。  ……でも、もしかしたら、これは若林を助けることになるかもしれない。  友達のために泥を被る、僕。  本来、僕は何も悪くない。  何もしていないのだから。  これからやることも、原因は僕じゃない。  だから。 「……ちょっと時間をくれない? 工面してみる」 「マジで!?」
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