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「…圭太は俺と付き合ってるから…
お前は近付かないでくれる?」
「は?別れたんだろ?」
皐月だ
久しぶりに声を聞いた………
大好きな声
高鳴る心臓
「煩いんだけど」と、彰に不機嫌そうな声を出す皐月
「…皐月………」
つい名前を呼んでしまった。
「……いいよ…圭太、行ってきな」
絞り出したような声で言葉を発する彰
「ごめんなさい……
…僕なんかを好きになってくれてありがとう……。」
「圭太…来て」
そう言い、僕の手を引いて屋上を降りていく。
屋上の扉が閉まる寸前に見えたのは悲しそうな彰の顔だった
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