第7話

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肌寒さに、目が覚める。 ゆっくりと辺りを見渡すと、少し見慣れてきていた辰巳さんの寝室。 横を見れば、愛しい辰巳さんの姿が・・・・? あれ、いない。 え、昨日のあれも、私の妄想・・・? がばっと起き上がり、床に落ちていたシャツを羽織って、リビングに向かう。 どこを見ても、辰巳さんの姿がない。 でも、家は辰巳さんの家。 確かに、昨日は泊まった。 「あれ、由莉。もう起きたのか?」 「辰巳さん・・・・?」 「どうした?まだ寝てても大丈夫だぞ。」 「え、あれ・・・?」
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