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肌寒さに、目が覚める。
ゆっくりと辺りを見渡すと、少し見慣れてきていた辰巳さんの寝室。
横を見れば、愛しい辰巳さんの姿が・・・・?
あれ、いない。
え、昨日のあれも、私の妄想・・・?
がばっと起き上がり、床に落ちていたシャツを羽織って、リビングに向かう。
どこを見ても、辰巳さんの姿がない。
でも、家は辰巳さんの家。
確かに、昨日は泊まった。
「あれ、由莉。もう起きたのか?」
「辰巳さん・・・・?」
「どうした?まだ寝てても大丈夫だぞ。」
「え、あれ・・・?」
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