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「・・・前に色仕掛けで首をかしげた時、なんともなかったじゃない。」
「計算だ、ってわかってると別に。無意識だと、急にくるからやばいんだよ。」
「よくわかんない。」
「・・・まぁ、いいだろ。」
「うーん。」
「こっちが必死に理性を抑えてるのに、由莉は作戦考えたりしてるし。」
「でも、効果なかったけど。」
「・・・実際は、違う。かなりぐっと来た。お風呂の時なんて、そのまま襲いそうになったよ。」
「・・・・・・ポーカーフェイス、得意なのね。」
「必死だったからな。」
辰巳さんは、ちゃんと答えてくれる。
ごまかしたりせずに、真剣に答えてくれる。
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