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「待ってろよ、良くしてやるから」
「ッ…………」
比呂斗のキラリと光る瞳と、その舌にグッとやられて俺は諦めて頭をベッドに沈めた。
まあ、いいか。
予定とはだいぶ違ったけれど、俺はこれからも比呂斗の傍にいられるみたいだ。
「んッ…………くぅっ……」
一生出すことのないと思っていた、恥ずかしい声に俺は身を捩らす。
「顔、隠すなよ」
容赦なく顎を掴む比呂斗に見下ろされ、羞恥で涙が滲むと…………これもありか、なんて気になってくるから不思議だ。
それに、このまま傍にいられるのなら…………俺の腕前はこれから見せつけてやればいいしな。
俺はまだ信じられない気持ちのまま、それでも比呂斗が俺のために動いてくれるから、力を抜いてされるままになった。
もう、どうにでもなれ、だ。
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