第7話 妖しい宴

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彼女が想像していた物だった。 アダルト・グッズ、ローターだ。 亜紀が持っているピンク・ローターとは違って。 いま手にしているローターには電池ボックスがなく、 電線だけがねずみの尻尾のようにでている。 AVで一度だけ目にしたリモコンタイプのローター。 亜紀はそれだろうと思った。 ビニール袋がまだ重いので広げてみると、 底に小さなローションの瓶があった。 亜紀はフッと微笑んでしまう。
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