300人が本棚に入れています
本棚に追加
それを体内に入れる。
そんなことをなぜするのか。
なぜ従うのか。
亜紀は自分に問いかけようとしたけれど結局は諦めた。
マスターの言いなりになる。
それだけで良かった。
それで納得できた。
ローションの蓋を開けヌルヌルとした液体を
手の平に取った。
ヒンヤリと冷たい。
亜紀は指でローターへ塗り付ける。
艶のない黒色がテカテカと妖しく光りだした。
ローションを全体にまぶし。
電線にも塗る。
掴みどころがなくなり、指に力が入った。
最初のコメントを投稿しよう!