第7話 妖しい宴
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「今日は、つまみはこれがよろしいかと・・・」 マスターが手にしていたのは、オイキムチだった。 「辛いのは大丈夫ですか?」 「ええ」 亜紀はうなずいた。 「あっ、ごめんなさい。いま、箸を持ってきますね」 そう言って、暖簾の奥の厨房へ入っていった。 暖簾があってマスターの足元しか見えないが、 何かを探している様子だった。 その行き来する足が一旦止まった。すると。
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