第7話 妖しい宴

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マスターは腰に着けた短めのエプロンの 前ポケットに手を差し込んだ。 震えが少し大きくなった。 身体の内側がジワジワと温かくなっていく。 音は漏れてはいない。 けれども、亜紀には、 うなっているモーター音が耳に届いた。 『ブォーン』さっきよりも音が高くなった。 微振動が心地良さを誘う。
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