第7話 妖しい宴

23/36
前へ
/36ページ
次へ
マスターはずっと亜紀の前にいた。 左右の男性客はどちらもグループで来ている。 壁際のボックス席に座るのはカップル二組。 話し相手がいないのは亜紀だけだ。 「何か作りますか?」 「いいえ、同じもので・・・」 マスターがニコッと笑って、 冷蔵庫からビールを持ってきた。 左の男性と目が合い マスターは自然な感じでそれを受けとめた。 つぎに右の男性も同じように マスターとアイコンタクトをした。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

300人が本棚に入れています
本棚に追加