第7話 妖しい宴

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スマホを手にして湯船に戻り、メールを開いた。 『今晩、10時に来ていただけますか?』 『はい』 すぐ返事を送った。 時間は9時。 まだ1時間あるから、十分間に合う。 けれど『蜃気楼』の10時は客がピークのとき。 マスターに呼ばれるのは、 いままでは自分一人か、客が少なかった。 だから、マスターはいろいろなことを試したのだろう。 けれど今夜は・・・。
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