第7話 妖しい宴

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壁際の2つのテーブル席も 2組のカップルが座っていた。 亜紀は最後の一人。 案内された席の上のテーブルには 『予約席』のプレートが置いてあった。 「いらっしゃいませ」 飾らない笑顔でマスターが挨拶をした。 亜紀も笑顔で。 「こんばんは」 と応えた。 「では、いつものビールを用意しますね」 そう告げて、マスターは厨房の奥へ歩いていく。
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