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「何でだよ」
「やはり集中できません」
「どうして?」
「どうして、ですって?」
お前に興味なんかないと、無言で首を絞められているような気がするからだ。
こっちはお前のことが気になって気になって仕方がないのに…………ッ!
「社長こそ、なんでこんなことしたんです?」
どうにか冷静さを保った声を出して尋ねる。
俺の意見も聞かず、俺に告げもせず、急に席を移動させるなんて。
今までそんな話は一度だって出てきたことがない。
「…………」
急に押し黙った比呂斗から視線を外し、俺は眼鏡を外した。
「なんで…………あんなこと、したんです…………」
もはや手は完全に止まっていた。
溜め息をついて、PCの電源を落とす。
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