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開け放たれた窓から、一筋の風が流れ込んだ。
軽く髪をなびかせ、ふわりと消えていく。
暑さが落ち着いてきて、ようやく秋を実感し始める９月下旬。
まだ昼間の日差しは強いけど、朝と夜は大分過ごしやすくなっていて、残業で遅くなった日は少し肌寒いくらい。
涼しくなるにつれて、不便な体から大分解放されてきた。
夏のこの体の変化は気にはなるけれど、喉元過ぎれば、とはよく言ったもので、忙しさも相まって気にも留めなくなっていく。
きっと夏バテの一種なんだと思う。
割と涼しい地域で育ったからか、暑さに弱いのだろう。
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