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「へぇー、じゃあ、なんなんやろな。何回もかけてくるんやから、暇人なんやろうけど」
「もう本当勘弁して欲しいです。
あ、宮内さんもコーヒーいりますよね?」
頷いた宮内さんの分合わせて、プラカップを4つ用意する。
カップホルダーを取ろうとしたら、宮内さんが差し出してくれた。
「あ、ありがとうございます」
伸ばした手は、宮内さんがカップホルダーをひょいと上に挙げたせいで、空気を掴む。
「ちょっとなんなんですか?」
「そろそろ理沙ちゃんにもボディーガードが必要なんちゃう?」
眉をひそめた私に、宮内さんはカップホルダーを上に挙げたまま笑って言う。
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