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「喜んでもらえたみたいで、良かった」 「……なんか一人ではしゃいですみません」 「なんで謝るの。俺もかなりはしゃいでるからね、これでも」  どう見ても、そんな風には見えない真田さん。  だけど、なんだかおかしくなって笑ってしまう。 「真田さんがはしゃいでるとこ、なんか想像つかないです」 「そう? じゃあ、もっと楽しいところ行こうか。時間もちょうどいいし。 たぶん、そこでは見れるよ」  腕時計を見ながら、含みをもたせて言う真田さん。  そんな真田さんが連れてきたのは、屋外だった。
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