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 時間キッチリに始まったイルカショーは、迫力満点で時間を忘れてしまうくらい楽しかった。  アップテンポなBGMに合わせて、イルカたちが早いスピードでプールの中を泳ぎ回り、ぶら下がったボール目掛けて高く高くジャンプする。  トレーナーさんを背に乗せてそのまま中に潜ったり、口でくわえた旗を振ったり。  イルカとトレーナーさんは、まるで本当に通じ合っているように息ピッタリで、感動すらしてしまう。  見物者参加型にもなっていて、選ばれた子供たちはイルカに触れてすごく喜んでいた。 「それでは、クライマックスの大技行きまーす! 前の方の皆さん、準備はいいですかー!?」  トレーナーさんが大きな声で言って、ざわめきがより大きくなる。
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