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長い片思いを経て、想いが通じ合った二人。
少しずつ、だけど確実に、想いを深めていく二人。
理奈ちゃんの綴る文字が、まるで生きているかのように、日増しに強くなる恋心と幸せな気持ちを溢れさせていた。
だけど、その幸せな色は、長くは続いていなかった。
『7月9日
なんでだろう。』
何を指しているかわからないそれは、日を追っていくとともに、色を濃くしていく。
『7月11日
最近お父さんがうるさい。
今までもうるさかったけど、最近は特に。
もしかして、直哉先輩とのことばれちゃったのかな。』
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