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「あの日、俺は理奈と一緒にいた。たぶん、3時とか4時くらいから一緒にいたんじゃないかな。
その日の朝に急に言われて、会うことになった。
その日の理奈はちょっとおかしかった。一緒にいてもずっと上の空で、だけど、いつも以上に明るく振る舞っていて。そんな理奈を、不思議に思っていた。
でも、その日は君たちのお母さんの命日だったから、無理して明るく振る舞ってるんだろうって思ってた。
夜になって門限を過ぎても理奈は帰りたがらなくて、正直困惑した。
いつもは絶対守っていたし、君たちのお父さんって、ほら、すごい過保護だったでしょ? だから、そんな遅くに帰ったら理奈が怒られるんじゃないかって。
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