2人が本棚に入れています
本棚に追加
ある日の火曜日、私はいつもの様に登校途中だった。
≪ガバッ≫
急に鞄に重みがかかった。
「おはよー結衣」
「さーちゃんか、びっくりしたよぉ」
後ろには同じクラスの、「不夜 沙羅(ふや さら)」こと、『さーちゃん』がいた。
「あは、やったかいあるね。
ねぇ昨日のテレビのあれみた?」
友達の沙羅と、さらっといつものような会話をしていた。
≪ブーッ、ブーッ、ブーッ≫
その時に、不意に私の携帯が鳴った。
「あ、結衣電話きてるよ」
「あ、ほんとだ。さーちゃん、ちょっと待ってね。
ん、あれ?みたことない番号からだな、出たほうがいい…よね」
そう言い私は電話に出た。
あの時出なければ、私の未来はどんな幸せがあったのか…
…まぁ、今の私が知る必要はないのでしょう。
最初のコメントを投稿しよう!