エピローグ

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ある日の火曜日、私はいつもの様に登校途中だった。 ≪ガバッ≫ 急に鞄に重みがかかった。 「おはよー結衣」 「さーちゃんか、びっくりしたよぉ」 後ろには同じクラスの、「不夜 沙羅(ふや さら)」こと、『さーちゃん』がいた。 「あは、やったかいあるね。 ねぇ昨日のテレビのあれみた?」 友達の沙羅と、さらっといつものような会話をしていた。 ≪ブーッ、ブーッ、ブーッ≫ その時に、不意に私の携帯が鳴った。 「あ、結衣電話きてるよ」 「あ、ほんとだ。さーちゃん、ちょっと待ってね。 ん、あれ?みたことない番号からだな、出たほうがいい…よね」 そう言い私は電話に出た。 あの時出なければ、私の未来はどんな幸せがあったのか… …まぁ、今の私が知る必要はないのでしょう。
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