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『あなたは、未来なた高校の2年生、矢来 結衣さんで、あっているかな?』
電話に出るそうそう、相手は男性の声でそう言った。
『はい、そうで…
ん、へ?何?あなたは誰なんでしょうか…』
突然私はそう言われ、戸惑った。私の知らない声だったからだ。
それに個人情報も全てばれていた。
『突然失礼しました。
私は佐原家の執事をしております、「笠原 健二(かさはら けんじ)」と申します。』
え?私はそれをきき、耳を疑った。
佐原家といえば、超有名会社の名前だったからである。
『え、佐原家ってあの佐原家でしょうか?』
『左様でございます。』
『えと、そんなすごい人が私になんのようが?』
『本題に入らせていただきますと、坊っちゃまが、お父様の命令により、普通の高校に編入させることになりまして、
理由といたしましては、甘やかし過ぎた、と言ったところでしょうか。』
ふーん、私はとりあえず聞き入っていた。
『そんなことするんですか、どちらにせよ、私ら一般人は関係ないきするのですが。』
「そんな長いこと何話してるん…
まだ話してるんか?
ほな遅れるから先行くね。後で楽しみにしてるーまたね~」
急にさーちゃんが話しかけてきたため、悪いことをしたなと思いつつも私は手を振った。
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