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その後急いで学校にいくと、遅刻はなんとか免れた。
「はぁ…はぁ…はぁ」
息がきれつつ、教室のある5階へと、私は向かった。
「おはよー」
そう言い教室に入り、私は無事に今日も一日を始められた。
午前の授業が終わると、沙羅に昼食を誘われ一緒に中庭へと向かった。
「朝誰からの電話だったん?」
沙羅は早速訊いてきた。
「えっと…確か笹原さん。」
「だから誰やねん!
わかるように言うてな…」
「あ、そっか、
うーんとね、佐原家の執事さんとかで、坊っちゃんのお世話命じられたんだ。」
「なにそれ?ようわからんがほんまなん?」
彼女は思ったより驚かなかった。
「うーんわかんないけど、放課後訪ねてくるって、家に。」
「そうなんだ、なんか大変やね。頑張ってね。
明日の報告待ってるからね。」
「うん。不安…」
そう言い、話は途切れ、教室へと戻り、午後の授業は再開した。
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