不審点

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・二回目の怪電話 87年12月11日午後23時31分、 警視庁捜査本部に怪電話。 前回と異なり、3~40程の女性の声 であった。 だがその口調は幼児のそれを真似たもの であり、当時電話を取った城井雅之刑事は 「薄気味悪く、話している間背中に怖気が 走った」と述べている。 以下、電話の内容を一部抜粋。 「あのね、たっちゃんね。亀に食べられち ゃったの。頭から、パクリって」 「よっちゃん、そんなことわかんないよお」 (城井刑事から氏名を尋ねられて) 「よっちゃん、奈良のおはしさんのところ に住んでるの、たっちゃんのお友達なの」 「たっちゃん、もう帰らないの。暗いとこ ろで泣いてるの、かわいそう」 「よっちゃん、たっちゃんにケーキもって いくの」 この謎の女性とのやりとりは三分以上続い たが、その言葉は支離滅裂であり、おおよ そ事件との関連性があるとは思えない。 それでも城井さんは何かしらの関係がある と推測しており、定年退職した現在も独自 に捜査を続けており、一部のいわゆる「未 解決事件マニア」も、この電話の内容に何 かしらのヒントが含まれているとして、 様々な解釈を行っている。
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