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「え、ってことはマコトも……」
「俺も人を殺した。このダンジョンで」
「……」
その言葉を聞いた直後、エリザが泣き出した。
(やっぱこうなるか……)
目の前の人間が、理由がどうであれ人を殺したのだとすれば、平静を保つのは難しいだろう。
覚悟はしていた。
「ゴメンね……私そんな事も知らないで、マコトに酷い事言ったりして。でも、マコトはそんな辛いことを一人で抱えて、皆を守ってくれてたんだ……私は何も出来ないのに偉そうな事言ってゴメンなさい……皆で協力すればきっとここから出られるし……マコトが頑張った事はきっと皆覚えていると思うし……」
「……」
まさかの反応だった。
まあ、神妙な空気にあまりならなくて良かった。
それにしてもエリザが長いので途中で割り込んだ。
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