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「エリザ、俺が怖くないか?」 「怖くないわ!マコトは私を助けてくれた」 それだけ聞ければもう十分。 俺は皆から¨人殺し¨と指差されるのが、どこか心の片隅で怖かったのかもしれない。 それを1人でも、俺のどこか1つでも認めてくれる人がいれば心の支えとなる。 そんな慰めの言葉が聞きたかったのかもしれない。 それでも、人を殺したと言う事実は変わらない。 (今は過去を悔やんでもどうにもならないな……) 意識を集中し、あの時の事を思い出す。 頭の血が沸騰しそうな錯覚。 スーっと意識が沈み、マグマのような何かが吹き出すのが分かった。 人を殺した肉の感覚。 幼馴染みの哀れな姿。 全てがマコトの脳を破壊しようと暴れ回った。 今だ! ミチミチと筋繊維が千切れ、腕が悲鳴を上げる。 全身の筋肉が、一瞬で限界を越えるパワーを生み出した。 「くぅぅぅだけええろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」
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