可愛いは正義

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五百万を受け取り、店を出た サコン「鷹夜……」 タカヤ「もう一店寄るぞ」 何か言いたげな左近だったが今はスルーしとく 早く左近に指輪つけたい!俺のだって証が欲しいんだ 親父の下僕の高級ジュエリーショップ うちの卒業生がやってるので、偏見もない サコン「鷹夜…?」 タカヤ「二人の指輪……欲しくないか?」 そっと耳元で囁くと、耳を抑えながら飛び退かれた ……あぁ、耳が弱かったな タカヤ「くくっ、真っ赤」 サコン「ぬぅぅ……」 悔しそうだが………可愛い以外に言いようがないな タカヤ「左近はアレキサンドライトがいいな」 「アレキサンドライトならこちらです」 店の人が案内してくれる サコン「アレキサンドライト?」 タカヤ「光の加減で色が変わるんだよ」 普段は王者の風格なのに、俺と二人きりになると可愛くなるから、ぴったりだ サコン「へぇ……」 ふむふむ…… 少し幅広いリングに大きめの石が埋め込んであって、装飾が細かく綺麗だな タカヤ「この指輪のデザインで他の石を使ってるやつは?」 「少々お待ちください」 ダイヤ、ピンクダイヤ、ブラックダイヤ、ルビー、サファイア、エメラルド、オパール、オニキス等々 流石学園出身の金持ち、品数も品質も一味違うな タカヤ「左近、俺に似合うやつ選んで」 サコン「んー…………ブラックダイヤ、かな?」 タカヤ「じゃあ、この二つで、サイズは……わからんな」 店の人が調べてくれて、ちょうどサイズがあるということで、支払いして受け取った
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