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俺と木戸は寮に帰り、不幸系主人公は姉が懇意にしてるホテルに泊まらせた
サコン「………ふぅん」
そして、経緯を話終えた左近の反応がこれだ
サコン「まぁ弟のあれこれ以外は良くある話だな、家に縛られた過去があって子供に愛情を向けない親は多い、ついでに家と関係ないところに安らぎを求めるやつもな」
なるほど
タカヤ「お前からしてみれば甘えた話か?」
サコン「いや?酷いほうだとは思うぞ?ただ……俺は次男でしょせん長男に何かあった時のための存在として親や使用人からも最低限の接触しかされて来なかったからな、家族の愛情なんて知らないから傷つく意味がわからない」
普通の表情で淡々と話す左近を抱き締める
タカヤ「お前の家族の愛情は知らないが、俺の家族はお前が大好きだから……安心しろ、それに俺の愛を一身に受けとめるんだ………他の愛なんて入る隙間もないぞ」
優しく微笑んで、額や頬に軽くキスしてから唇に触れた
サコン「クスッ……そうだな」
……この可愛さ、閉じ込めて誰にも見せたくないんだが?
左近を抱き上げてベッドに連れていき、優しく抱きしめて眠りについた
そして、翌日
左近と一緒に理事長室に行くと、不幸系主人公がいた
サコン「……………おい、鷹夜」
タカヤ「何か?」
サコン「これ、うちに入れて大丈夫なのか?」
タカヤ「姉に言え………まぁ、気休め程度だがコレを渡しておくから見えるとこに付けとけ」
俺の親衛隊バッチを渡す
サコン「ならまだマシか…………不幸系とやら、俺は生徒会長の真壁だ、何か問題があったなら風紀か生徒会に連絡するように」
「は、はい!」
不幸系主人公、左近のオーラに圧されまくりだな
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