やってきたモジャ男

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めでたく二年に進級した 三日に一回はありそうな強姦事件も一ヶ月に一回あるかないかくらいにまで減った 生徒会と親衛隊もまだまだぎこちないが前と比べれば良好な関係を築いている Fクラスは順応な犬と言ってもいいほどに躾ているし 木戸も副委員長として立派に仕事に励んでいる、手始めにFクラス統括をやらせてる 木戸は皆から氷帝の犬と呼ばれているらしい チワワ部隊、番犬部隊共に優秀で、風紀委員長として楽をさせてもらっている 番犬部隊は俺の訓練も兼ねて月一で武道場を貸し切って組み手(喧嘩)させてるので暴れることもないし 予想外だったのは、チワワ部隊と番犬部隊でカップルが出来ていることだ 暴れたりしなければ弱い者には優しい不良達だし、親しくする事で不良達もチワワ保護の衝動にかられていた そんな感じで不良とチワワ&平凡のカップルが俺の親衛隊の八割を占めている 姉が喜びそうだが、そうなったら煩いだけなので教えはしないがな エイシ「新入生かぁ、初々しいねー?こっわーい先輩にパクッと食べられちゃいそー」 タカヤ「それを防ぐのが俺達だ」 エイシ「はーい、つか委員長カッケーマジ惚れるわぁ」 時々木戸がこうやって軽い告白をしてくるが、口調のわりに目がマジなのが怖い タカヤ「悪いが、刹那主義な奴は嫌いなんだ」 エイシ「えー?俺は刹那主義じゃないけどなぁ?つか委員長ってノンケじゃなかったんだぁ?」 お前は刹那主義だろ タカヤ「ノンケだからという理由で断ると、ノンケでも満足させられると襲ってくる馬鹿が居たんでな、そいつ自体を理由に断ることにしている」 勿論その馬鹿は二度と俺に欲情できないくらいに痛め付けた
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