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タカヤ「しかし……そういうことなら連絡くらいはしておかないと後が面倒になるな」
キド「連絡かぁ…あのアホの電話番号とか知ってるぅ?」
「知らないです」
タカヤ「あのアホに連絡しても意味はない」
携帯から親父の下僕フォルダを開いてユキと呼ばれていたやつの番号に電話をかける
『………はい』
タカヤ「桜崎鷹夜です、用件だけ言いますが、バーのマスターが拾って店を紹介したりマンション格安で貸したりしてる奴、問題が起こったようだったので俺が保護しました、あとは此方でやるので、騒がないようにお願いします」
『あー……それなら安心か、わかった』
タカヤ「あと、こいつの弟とか名乗る見た目は良さげな奴がきても相手にしないことをすすめる、あんたは大丈夫かもしれないが、あのバーのマスターは騙されそうだ」
『わかった、連絡ありがとう』
さすが、話が早くて助かる
電話を切ると、姉も電話していたのか丁度切ったところだった
ルカ「バッチリよ!鷹夜の貸し五つで了承してくれたわ!彼処以外に安全な場所なんて無いんだから!あとは諸々問題が解決するよう手を打たせてもらうわ!」
おい、俺の貸しを何勝手に消費してくれてるんだ
ルカ「料理は出来るって言ったわよね?あなた、明日から学園の食堂で下働きしなさい!職員寮も用意するみたいだから、外に出ることなく!安全に過ごせるわ!!」
キド「うわぁ、普通の子を彼処に放り込むとかさぁ……」
言いたいことはわかるが、姉は止められないぞ
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